イケメン部長と(仮)新婚ライフ!?
それを聞いて、私達は「あーそうだそうだ!」と合点して頷く。


「早乙女くん詳しいね」

「さっすが営業部のエース」

「いや、接待やってると自然と雑学が増えてくんだよね」


褒める私達だけど、彼は決して自慢げにはならず、笑いながら謙遜気味に返した。そして、私達のグラスを交互に見て言う。


「ふたりともお酒は?」

「いただきまーす」


お酌してもらう立場が逆かなー?なんて思いつつも、ふみかと声を揃えてグラスを持ち上げ、皆で笑い合った。


それから、しばらくこの同期三人組で話に花を咲かせていた。ジェネレーションギャップがないせいか気が合う話題が多く、なんだか学生時代に戻ったみたいで、すごく楽しい。

オーバーリアクションをするふみかに、早乙女くんがやんわりとツッコミを入れるところも面白くて、私は笑いっぱなし。

今ふみかは彼氏募集中だし、早乙女くんとも合いそうだけど、彼はどうだろう。

前、私に気があるようなことを言っていたけど、あれから日も経つし、恋心とまではいかない好意だっただろうから、彼にも本当に好きな人ができたら応援したいな。


そんなことを密かに思い、会場全体もさらに賑やかさを増してきた頃。ふみかと早乙女くんがいる右側を向いていた私は、反対側から「坂本さん!」と声をかけられた。

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