イケメン部長と(仮)新婚ライフ!?
「ねぇ零士さん、お姉ちゃんのどこが好きなんですか?」
真顔で突拍子もない質問をするから、私は飲んでいたお茶を吹きそうになる。
「っ、ちょ、花苗……!」
「照れないのー。だってめっちゃくちゃ気になるんだもん」
興味津々で目を輝かせる花苗に、「それは私も聞きたいかも」とお母さんまで便乗してくる。
な、何て返すんだろう……。
隣をちらりと見上げると、箸を置いた彼は、少しだけ考えるように目を伏せ、ゆっくり口を開いた。
「……純粋で、まっすぐなところですかね。自分には足りない部分なので、そこに惹かれました」
穏やかな笑みを浮かべる口からそんな言葉が紡がれて、私は目を開く。
席に戻ってきたお父さんも、静かに耳をかたむけている。
「一葉さんといると、自分が優しい人間になれるような気がするんです。大切なことを思い出させてくれるし、それを守るための活力ももらえる」
こちらに向けられた漆黒の瞳と、一瞬だけれど強く、視線が絡み合う。
「いつの間にか、失くしたくない存在になっていました」
──ドクン、と心臓が付き動かされる。
零士さん……今のは出まかせですよね? 本当はそんなこと、思ってないんですよね?
そんなに優しい顔で、声で言われたら、勘違いしてしまう。
真顔で突拍子もない質問をするから、私は飲んでいたお茶を吹きそうになる。
「っ、ちょ、花苗……!」
「照れないのー。だってめっちゃくちゃ気になるんだもん」
興味津々で目を輝かせる花苗に、「それは私も聞きたいかも」とお母さんまで便乗してくる。
な、何て返すんだろう……。
隣をちらりと見上げると、箸を置いた彼は、少しだけ考えるように目を伏せ、ゆっくり口を開いた。
「……純粋で、まっすぐなところですかね。自分には足りない部分なので、そこに惹かれました」
穏やかな笑みを浮かべる口からそんな言葉が紡がれて、私は目を開く。
席に戻ってきたお父さんも、静かに耳をかたむけている。
「一葉さんといると、自分が優しい人間になれるような気がするんです。大切なことを思い出させてくれるし、それを守るための活力ももらえる」
こちらに向けられた漆黒の瞳と、一瞬だけれど強く、視線が絡み合う。
「いつの間にか、失くしたくない存在になっていました」
──ドクン、と心臓が付き動かされる。
零士さん……今のは出まかせですよね? 本当はそんなこと、思ってないんですよね?
そんなに優しい顔で、声で言われたら、勘違いしてしまう。