Savior-社長は救世主-ⅱ


「だから、改めて言うよ」



「俺と結婚してください」



熱いのは、私と社長
私よりちょっぴり社長の方が熱い


結婚しよう、と言われたプロポーズ
けど、今は
王道なプロポーズ



「あれ?澪…まさか迷ってる?」


迷うわけない、
私は、社長が好き…大好きなの


『…今更、迷っても無理でしょ?』


なんだか、断らない答えが当たり前で
それをニヤッとしながら待っている
社長を憎たらしく思った


「ああ、無理だ。だから大人しく、今夜も俺に抱かれろ」


そう言って私を抱きかかえ
寝室へと向かう



『なんですか、それ?いつも騒いでいるみたいな言い方ですよ?』


騒いだ試しなんかない
いつも、何度社長に抱かれても
いっぱいいっぱいなんだから
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