Savior-社長は救世主-ⅱ


「あ?騒がしい…わけではない。仕事みたいに、しれっとしてくれていた方が余裕があるんだが、ベットの上の澪は、可愛すぎて俺がどうにかなりそう」



ん?と、わからず
社長を見上げていると
ゆっくりベットへと降ろされた


「…この手も…可愛い、この顔も、この口も…この目も…全て」


そう言いながら、言った場所に軽く
キスを落としていく



『全部…社長のものです』


勇気を出して言ったつもりが
社長はなぜかムッとする
え?何故怒るのと思ったが
それは私のミス



『間違いました、私は絢斗のものです』



ムッとした顔はすぐほころび
そうだった、とキスを落としてきた


さっき来たばかりの
ルームウェアの中へと手を忍ばせてくる

明日からまた1週間が始まる
そう思ったら伝えなくては…


『1回だけですよ』


やはり私が欲していたこと
バレていたのかもしれない
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