Savior-社長は救世主-ⅱ


私が言いたいことは…
会社を…辞めること。


幹さんも、一人で大丈夫
私より全然会社のために役立っている
そのお陰で優さんは事務所にいる

なら私は必要ないと思っていた
だから、決断をした



その決断を…まだ絢斗に伝えていない
遅くまで付き合いや仕事で
外に出ている絢斗

帰ってきてから、話そうって気に
どうしてもなれない

休みの日に、ゆっくりできる日に
話そうと思っていても
休んでいる絢斗を見ると
どうしても…言いにくい…



取り返しのつかないことになる、
優さんに言われると重みがある


早く話さなきゃ…
そう思いながら、時間は過ぎていく



「澪、なんか話たいことあるの?」


それは時間がない朝の
朝食を食べている時に
いきなり絢斗が言ってきた
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