翼をもう一度。



ほっぺを舐められる。
なんて可愛いんだろう。



「おーい!クロー?
どこにいったんだー!」



ニャー



猫が鳴いた。
この子の名前はクロなのかな?




「うわおっ!!!
び、美人とクロ!!
な、なんて美しい光景!」



窓からヒョコリと顔を
覗かせたのは
茶色いフワフワした髪の
目をクリクリさせた
まるで犬みたいな男の子だった。



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