九条くんは、王子様
………。
「じゃあ、行こっか」
え…っと
「ど、どこに…!?」
ぼーっとしてて、聞いてなかったよ〜!どうしよう…ちゃんと、謝らなきゃ!
そんなことを、考えているうちに
腕を掴まれ、グイッと、九条くんに、身体を引き寄せられた
な、な何…この、状況…!!
その体勢のまま、九条くんは、私の耳に顔を寄せる
「相笠さん。俺が話してる時に、誰のこと考えてたの?ちゃんと、聞いてくれないと、イジワルしたくなるんだけど…」