なみだ雨





気がつくとお昼近くになっていた。


身体は朝よりだるくなっていた。

熱っぽい。

完全に風邪をひいた。



はるかは重い身体を起こして

ふすまをあけた。

先の部屋のちゃぶ台に、

お粥がおいてある。

湯気もまだ少したっていて、

お茶碗を触ると少し暖かい。


さっきまで作ってくれていたのだろうか。


はるかはぐるりと周りを見渡す。

薄いカーテンを開けると

日差しが入ってきた。

窓を開けて外の冷たい空気を浴びた。


どれだけ自分が今、熱があるのかわかる。



部屋の端に置いてあった荷物の中から

携帯を取り出してラインを開いた。



渚からメッセージが来ている。

『はるか今日休んでるの?』

『ごめん、体調悪くて』

そう送るとまもなく既読がついた。

『お大事に』


携帯閉じて鞄の中にしまった。

ちゃぶ台の前に座って、

お粥を1口食べる。


いい感じの塩加減。


何か他にも食べたくなって、

申し訳ないなと思いつつ

冷蔵庫を開けてみる。



中にはバイト先の大福が置いてあった。





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