なみだ雨
仕事が終わって時計を見るともう7時半を回っていた。
急いで帰る支度をして、会社を出る。
『オムライスって何派ですか?チキンですか?ケチャップですか?』
朝、出勤して先輩の石原拓也に聞いたのを思い出す。
『どっちも入ってね?』
『ご飯の方』
『あー、俺はケチャップだな』
彼女?と聞いてきて、練は首をふる。
女の人ですけど、彼女じゃなくて。
そう答えると、拓也が口を開いた。
『俺の彼女はチキン派』
鶏肉がないので買いに行くことにした。
家の近くのスーパーに寄っていく。
ついでに野菜も買っていく。
家の前についた時はもう8時半を過ぎていた。