失恋シンデレラ
補習2日目も3日目も雨だった。
午後の部活は到底できそうもない。
雨なら部活は休みで、ミーティングもトレーニングもない。
瑞穂と中森に会わなくて良いので、少し安堵している自分がいる。
覚悟したはずなのに、もやもやした気持ちが今のどんよりした雲と同じように晴れない。
そういえば部室にバスタオルをおきっぱなしにしてたっけ。
教室の自分用のロッカーを覗いたときに、ふと思い出した。
今日は部室に誰もいないはずなので取りに行こう。
美姫とみなみに別れを告げ、私は部室に向かう。
部室は体育館の1階にある。
体育館のドアをあけると、2階からボールをつくような音が聞こえるので、バスケ部が練習しているのだろう。
そんなことを考えながら私は部室のドアをあける。
誰もいないことを確認すると、私は自分のロッカーをあけてバスタオルを鞄にしまった。
部室を出て体育館の入り口に向かうと、向こうから雨を直接全身に受けながら走ってくる人がいた。
「あれ、梶原?」
中森だった。
誰も会わないと思っていたのに。
まさかここで会うなんて
「中森…」
中森は体についた水滴を、腕で拭うかのようなしぐさをした。
校舎から校舎の近い距離なのに、中森の体はびしょびしょだった。
「ちょっとの距離なのにびしょびしょだよ。最悪」
中森は溜め息をついた。
「…あんた傘は?」
おずおずと私は中森に話しかけた。
「壊れた。だから部室の置き傘取りに来たんだけど、あるかは微妙」
「そ、そう」
少しの会話なのに、今までにないくらい胸がドキドキした。
午後の部活は到底できそうもない。
雨なら部活は休みで、ミーティングもトレーニングもない。
瑞穂と中森に会わなくて良いので、少し安堵している自分がいる。
覚悟したはずなのに、もやもやした気持ちが今のどんよりした雲と同じように晴れない。
そういえば部室にバスタオルをおきっぱなしにしてたっけ。
教室の自分用のロッカーを覗いたときに、ふと思い出した。
今日は部室に誰もいないはずなので取りに行こう。
美姫とみなみに別れを告げ、私は部室に向かう。
部室は体育館の1階にある。
体育館のドアをあけると、2階からボールをつくような音が聞こえるので、バスケ部が練習しているのだろう。
そんなことを考えながら私は部室のドアをあける。
誰もいないことを確認すると、私は自分のロッカーをあけてバスタオルを鞄にしまった。
部室を出て体育館の入り口に向かうと、向こうから雨を直接全身に受けながら走ってくる人がいた。
「あれ、梶原?」
中森だった。
誰も会わないと思っていたのに。
まさかここで会うなんて
「中森…」
中森は体についた水滴を、腕で拭うかのようなしぐさをした。
校舎から校舎の近い距離なのに、中森の体はびしょびしょだった。
「ちょっとの距離なのにびしょびしょだよ。最悪」
中森は溜め息をついた。
「…あんた傘は?」
おずおずと私は中森に話しかけた。
「壊れた。だから部室の置き傘取りに来たんだけど、あるかは微妙」
「そ、そう」
少しの会話なのに、今までにないくらい胸がドキドキした。