君と一緒
残念って、何なの?!なんて心の中で突っ込みをいれつつ、動揺を悟られるのも恥ずかしいから何とか平静を装いつつ目の前の大根に集中しようとした時
邪魔にならないようにお団子に一つにまとめていたうなじを少しだけ冷たい指先が触れて、つつっとなぞられた。
「うひゃっ。」
背中をぞくぞくと変な感覚が駆け抜ける。
反射的に両手で首の後ろを隠しながらその場に座り込み涙目で私の前に同じ目線になるように座り込んだ九条君を睨む。
「なっ、なっ、何?」
後ろの壁と九条君の腕で身動きとれない。
これは、まさかの壁ドン?!
九条君はそんな私を切なそうな苦しそうな表情で見つめながら、頬っぺたを片手で優しく撫でながら息がかかる距離でつぶやいた。
「………耳まで真っ赤で可愛いね。希仍ちゃんキス…していい?」
えっ?!
と言う私の声も目の前の九条君の唇に塞がれチュッというリップ音を残して離れていった。
永い時間の様に感じたけども、それは一瞬の出来事。
呆然とする私に九条君が優しく、名残惜しそうに私の唇を親指でなぞる。
それだけでゾクゾクと粟立つ。
「………希仍ちゃんが好きなんだ。」
前髪に見え隠れする意思の強い瞳に目を反らせない。
「今まで我慢してたんだけど…触れてしまったからもう無理。もう二度と他のやつになんて触れさせない。」
真剣な表情に見え隠れする妖艶な瞳。
知らず知らずにゴクリと唾を飲み込む。
「君が………好きなんだ。」
「ツッ。」
私の肩にあたまをのせ首筋に息がかかる。
チリッとした微かな痛みが首筋にはしりペロッと舐められた。
「ひゃっ、」
情けない声を出して身をよじる。
邪魔にならないようにお団子に一つにまとめていたうなじを少しだけ冷たい指先が触れて、つつっとなぞられた。
「うひゃっ。」
背中をぞくぞくと変な感覚が駆け抜ける。
反射的に両手で首の後ろを隠しながらその場に座り込み涙目で私の前に同じ目線になるように座り込んだ九条君を睨む。
「なっ、なっ、何?」
後ろの壁と九条君の腕で身動きとれない。
これは、まさかの壁ドン?!
九条君はそんな私を切なそうな苦しそうな表情で見つめながら、頬っぺたを片手で優しく撫でながら息がかかる距離でつぶやいた。
「………耳まで真っ赤で可愛いね。希仍ちゃんキス…していい?」
えっ?!
と言う私の声も目の前の九条君の唇に塞がれチュッというリップ音を残して離れていった。
永い時間の様に感じたけども、それは一瞬の出来事。
呆然とする私に九条君が優しく、名残惜しそうに私の唇を親指でなぞる。
それだけでゾクゾクと粟立つ。
「………希仍ちゃんが好きなんだ。」
前髪に見え隠れする意思の強い瞳に目を反らせない。
「今まで我慢してたんだけど…触れてしまったからもう無理。もう二度と他のやつになんて触れさせない。」
真剣な表情に見え隠れする妖艶な瞳。
知らず知らずにゴクリと唾を飲み込む。
「君が………好きなんだ。」
「ツッ。」
私の肩にあたまをのせ首筋に息がかかる。
チリッとした微かな痛みが首筋にはしりペロッと舐められた。
「ひゃっ、」
情けない声を出して身をよじる。