美月~大切なあなたへ~
お父さんは早くも寝息をたてていた。
…お父さんみたいな男の人…か。
別に、悪い人じゃないし。
ちょっとルーズなとこあるけど、真面目だし。
んー…………
一回大きく伸びしたら、なんか外の空気が吸いたくなった。
軽い服に着替えて、もう明るくなってきた畔道をゆっくりと歩く。
爽やかな風が頬を掠めて気持ちいい。
まだ誰もいないと思ってたけど、
犬の散歩をしてる人
ジョギングしてる人
たんぼの水を見てる人
遠目にも色んな人が見えて、のどかな風景がより綺麗に見えた。
お母さんはこんな綺麗なところで育ったんだなぁ…
………龍心先生も……?