美月~大切なあなたへ~
怖いくらいいつも通りのみっちゃんにビビりながらも、今はもう授業は終わって掃除の時間。




私とみっちゃんは教室掃除。


班が一緒だから、浜本も一緒。





「腰いたーーい!!」


「うるさいぞ浜田!!文句言ってねぇで、さっさと床拭け!!」


「………掃除バカ………。」



あ………。



「ぁあ(゜∀゜∩?何か言ったか?浜田?」


「何も言ってないですよ(^-^)」




もう慣れてしまった、日明先生とみっちゃんのショートコント的な口論。



その横で私は黙々と床を拭く。











「ほら!お前の大好きな美緒ちはちゃんと掃除してるぞ!」


「「『沖田先生。』」」




てか、“美緒ち”って……




友達か (--)/ !?





「しっかりやれよ?浜田。」


「はいっ!やりまぁす!」


「沖田先生だと、随分態度が違うんじゃないですか?浜田さん。

俺、そういう人嫌いだなぁ。
理科の成績下げちゃおっかなぁ?」


「あ、職権乱用。」


「んだとぉ!?」







はぁ……





もう掃除終わりますよ?日明さん。
















「日高。」







ん?







『何?浜本。』










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