美月~大切なあなたへ~
「浜田!!今日掃除サボったから、明日の朝、罰掃除な!
いつもより20分早く来い!」



「どぅえ~~~!?
なんでですか!?やですよ!サボったって、日明先生が色々言うから手に付かなかったんですからね!!」





また始まった……


てか、朝、罰掃除?

2人で?






もやもや………




やだよ……そんなの……






私は濯ごうとした雑巾を、ギュッと握り締めていた。




「罰掃除が嫌なら、明日の朝、俺の仕事手伝うか?」


「「沖田先生」」



再登場




「朝、校庭のライン引き手伝え、浜田。」


「わーい!!手伝いまぁす!!」


「何だよ、そんなに沖田先生が好きかぁ?」


「日明先生よりは♪」


「このやろう……」




なんとなく……


ホッとした。




てか、気遣ってくれたのかな?




みっちゃん、そんなに日明先生のこと嫌いじゃないよね?



“先生は皆だいすきだよっ”

って言ってたし。






気遣ってくれたなら、君は最高だよ、みっちゃん。



でも、恋かどうか分からない今、なんとなく後ろめたいな…












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