オレンジの花
列車に乗り、イスに座る。
列車に乗るのは久しぶりだ。
普段僕はあまり遠出をしない。というより、仕事の時以外家から出ない。
夏ならば尚更だ。夜は涼しいとはいえ、昼間はまだまだ暑かった。
カタン、カタン、と不規則な列車の動きが僕を揺らす。
あまり眠れなかったからか、その揺れがなんだか心地よくて、眠気が僕を襲う。
外の景色をぼーっと眺めていたが、眠気に負けて目を閉じた。
村につくまではまだ時間がある。少し眠ろう。
僕はそのまま、心地よい揺れに身体を預けて眠った。
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