パパは女好き






「愛音。飯終わったら一緒に風呂入るぞ」


「う、うん」









豊は、こんな私を見ても何も言わず
ただ一緒に風呂に入ろうと言ってきた








豊……

私が柳沢さんを見ても何も言わない


こんな私に呆れたのかな…?









私は、由奈ちゃんと一緒に片付けをした後
夢ちゃんを柳沢さんに預けて豊と一緒にお風呂に入った


豊は、自分から柳沢さんに夢ちゃんを預けていて
そんな豊の姿に驚き不安に思いながら一緒にお風呂に入った








豊、怒ってるのかな…?







豊は、私を後ろから抱きしめながらお風呂に入った
豊の表情は分からず声も出さないので、恐る恐る私から声をかけることにした










「ゆ、豊……怒ってる…?」




「………怒ってない」




「……じゃあ、呆れてる?」




「……愛音。
愛音が聖司のことをファンの一人として見てることは理解したし、その気持ちを消せとは言わない

でもな?やっぱ……嫉妬はする
俺より聖司の方がいいのかよ…ってな?」









豊は、私を抱きしめたまま
私の肩に頭を乗せた









「私の一番は、豊だよ?」



「…………うん」



「本当に分かってる?」



「分かってる。
てか、一番じゃなかったら、殺す」



「あははっ。豊、怖い〜」



「犯し殺すからな」



「うわっ…普通に殺されるより怖いかも…」










豊の性欲はハンパないからね〜

本当に私、犯し殺されそう




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