パパは女好き






「愛音」



「何ー?」



「好きだ」



「……っ////!」



「好きだ、愛音」



「……っ////!!」



「俺の一番は愛音だ」



「……っ////」



「あっ、……間違えた」



「………??」



「俺の一番は、愛音と夢だ」



「………それって、一番っていわないよ…」



「ごめん…。でも、俺は愛音も夢も大事だから……」



「……ふふっ…豊らしい…」









私と夢ちゃん二股とは……

さすが女好きの豊だ



でも、もし豊が夢ちゃんを一番にしていなかったら…

それはそれで豊のこと幻滅していたかも…ね……








「俺は、二人を絶対に離さない
ずっと愛し続ける」



「本当に?」



「俺は愛音には…あっ、夢にも嘘はつかないよ」



「嘘ついたら…?」



「だから、つかねぇって!
あー、もし…嘘ついちまったら……

そんときは、俺を犯し殺してもいいぜ?」




「それ、豊が得してるじゃん」




「ははっ。


まあ…なんだ

ずっと愛し続けるのは本当だから…
それだけは覚えておけよ?」




「うん」



「愛音も俺から離れるなよ?」



「離れないよ
離れたところで、豊絶対に追ってくるでしょう?」



「当たり前」



「ふふっ…。大好きだよ、豊
絶対に私や夢ちゃんを離さないでね?」



「ああ。絶対に離さねぇよ」









私は、豊の方を向きキスをした
豊はその言葉が嘘ではないことを証明するかのように私を強く抱きしめた









豊……

大好き…



絶対に離さないでね……










「…………愛音…」



「なに?」



「俺の息子さんがヤバいことになってるから
抱いていい?

夢は聖司が見てくれてるし
今しかないから!」



「………。」










豊は、イイ気持ちで酔いしれている私の思いを
一瞬でぶち壊した



まさか、夢ちゃんを柳沢さんに預けたのはこういうことするために?

さっきまでの言葉は、こういうことするために言ったってわけ!?









「もう最低!!
バカ豊!!」



「痛っ…!え?あ、愛音〜。待ってくれよ〜」









私は、豊の頭を思いっきり叩き
豊を置いてお風呂から上がった









「一人でやってれば!」



「そ、そんな…っ!愛音〜。愛音ちゃん〜?」








最低!!

豊のバカ!!



さっきまでの私の気持ちを返せ!!




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