先生と乙女座の恋★~秘密の恋事情~

わたしは体を向き直し、先生と顔を合わせる。

「わたしが好きなのは先生だもん…。他の人じゃダメ、先生じゃないと意味がないよ…。」

「……………」


身長差のせいでわたしが先生を見上げるかたちとなるが、先生は視線を合わせるよう顔を下に傾けた。








「俺も好きですよ、」


そう笑みを浮かべながら言う先生の声は、とても穏やかだった。






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