海月物語。
面接日
 来海の面接日になった。何もしらない海斗は朝早く家を出た。来海は、海斗に買って貰ったスーツを纏い、いざ、面接へ。来海が受けるアパレルショップは、海斗の家の近くの大型ショッピングセンター内にある。これから受けるショップは何回か購入したことがある程度なので、少々不安な面持ちであった。
 大型ショッピングセンターの珈琲ショップの一角で面接をすることになった。来海の前に座るのは、店長。来海より少し年上だと思われる。
「それでは、面接を始めます。」
店長の声から始まった。
「よ、よろしくお願いします。」
「森さんは、今まで働いたことは?」
「高校のころ、コンビニでバイトしてました。」
「じゃあ、レジは大丈夫ね。」
「はい。」
「このブランドの服、買ったことある?」
「はい。スカートを買ったことあります。」
「スカート‥良くはくの?」
「はい。」
「森さん、スタイルいいからミニとか似合いそう。」
「デニムとかもすきです‥」
「そのスーツもとても素敵ですね。」
「ありがとうございます」
「わかりました。では後日、結果を配送しますね。」
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