冷酷上司の甘いささやき
「……!」
「いい?」
「あの、でも……あっ」
私がうまく言葉を発することができないでいると、課長はベッドに上がり、私をトサ、とやさしく押し倒した。
「あの……」
「……好きだ、由依」
「!」
初めて名前を呼ばれて……ううん。好きって言ってもらって……心臓が、どうにかなってしまいそうだった。
驚いているとそのまま今度は深いキスをされ、すごく幸せだと感じた。
……なんだけど!
「ダ、ダメです!」
私は両手で課長の体を自分から離した。
「……ごめん、嫌だった?」
「い、いえ! 全然嫌じゃないんですが!」
「ダメ?」
「そ、その、ダメと言いますか、非常に言いづらいことなんですが」
「あ、もしかして……?」
「そ、そう! そのもしかしてです!」
「処女?」
「ち、違いますっ。処女ではないんですが! そ、その、女性の、毎月のですね」
「あ、生理?」
「うぅ……すみません」
「いやいや、謝ることじゃないし」
俺もがっつきすぎた、と言って課長はベッドから降りた。
「あ、あの、でも課長がよければ、泊まっていってください」
「ん。じゃあお言葉に甘えて」
「あ、お風呂入りますか?」
「いっしょに?」
「い、いえそういうわけではないのですが! もし入るようでしたらお湯張ります! シャワーは浴びますよね!?」
「じゃあ、シャワーだけ」
「はい! ではお先にどうぞ! 玄関入ってすぐ右手がお風呂です!」
「いい?」
「あの、でも……あっ」
私がうまく言葉を発することができないでいると、課長はベッドに上がり、私をトサ、とやさしく押し倒した。
「あの……」
「……好きだ、由依」
「!」
初めて名前を呼ばれて……ううん。好きって言ってもらって……心臓が、どうにかなってしまいそうだった。
驚いているとそのまま今度は深いキスをされ、すごく幸せだと感じた。
……なんだけど!
「ダ、ダメです!」
私は両手で課長の体を自分から離した。
「……ごめん、嫌だった?」
「い、いえ! 全然嫌じゃないんですが!」
「ダメ?」
「そ、その、ダメと言いますか、非常に言いづらいことなんですが」
「あ、もしかして……?」
「そ、そう! そのもしかしてです!」
「処女?」
「ち、違いますっ。処女ではないんですが! そ、その、女性の、毎月のですね」
「あ、生理?」
「うぅ……すみません」
「いやいや、謝ることじゃないし」
俺もがっつきすぎた、と言って課長はベッドから降りた。
「あ、あの、でも課長がよければ、泊まっていってください」
「ん。じゃあお言葉に甘えて」
「あ、お風呂入りますか?」
「いっしょに?」
「い、いえそういうわけではないのですが! もし入るようでしたらお湯張ります! シャワーは浴びますよね!?」
「じゃあ、シャワーだけ」
「はい! ではお先にどうぞ! 玄関入ってすぐ右手がお風呂です!」