Live as if you will die tomorrow
こんな自分を見て、空生は何を思うだろう。
何て言うだろう。
それが、怖いだなんて。
なんで俺はそんなこと、思ってるんだろう?
ーだってそうだろう?
自分の中の自分が、覆い被さるように俺に言う。
ー弱さを見せたら、誰もついてこなくなる。強さが、人を惹きつけるんだ。
だけど今の俺には、強がりな言葉さえ、見つからなかった。
「ー燈真。」
しゃがみこんで、USBの欠片を拾いあげながら、空生が静かに口を開く。
茶色い瞳は床に向けられていて、伏せた睫毛しか、こっちからは見ることが出来ない。
やがて、ゆっくりと空生は顔を上げー
「ギブソン、作ってよ。」
いつもと変わらない無表情で、カクテルの注文をした。
「……は?」
拍子抜けした俺は掠れた声も気にならない。
「だから。」
空生は、そんな俺に、もう一度同じことを繰り返す。
「ギブソン。喉乾いたんだよね。」