Live as if you will die tomorrow
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「アイツにDJ演らせてやって。」
アイストングから、今確かに掴んだはずの氷が、ゴロリと落ちた。
「あ!何やってんだよー、氷落ちてんよ!っでぇ!!」
大抵のことでは動揺しない俺を、動揺させた張本人が、いーけないんだいけないんだ、と騒ぎ立てるもんだから、アイスクーラーごとその頭の上に落としてやった。
「お前、今、なんつった?」
夕方のルナ。
と言っても、夏だから、外はまだまだ明るい。
薄暗いのは、ルナの中だけだ。
「だから!こないだアイツと接触したの!んで、なんとかルナに繋ぎ止めておく為に考え出した俺の妙案!」
クーラーの下敷きになりつつ、へっへっへ、と笑う崇の得意気な顔は、もう飽きた。
「前々から思ってたけど、再認識した。お前って本当に馬鹿なんだな。」
「いやいやいやーそんなことないですよ?このままじゃ、アイツこっから離れていっちゃう所だったんだから。俺結構必死だったんだからさぁ。つーか冷たい。これ、どけてくんねぇ?」
「だからってなんでDJって話になんだよ。」
いつもより三割増しの呆れ顔で、クーラーをどけてやるが崇は気にした風もなく、満足そうな顔をしている。