不良探偵
「聞いた噂じゃ、『野獣』は普通の警察官や刑事よりも強い権限持ってるって」

「強い権限って何だよ」

「職質かける時にも暴力振るっていいとか、拳銃撃っても始末書書かなくていいから撃ち放題だとか、最悪射殺しても御咎め無しだって…」

「マジかよ!じゃあ俺達撃ち殺されちまうのかよ!」

信憑性のない噂に踊らされ、動揺する東京連合のメンバー達。

「うるせぇっ!静かにしろってんだ!」

鏑木はそんなメンバーを一喝した。

「野獣が何だってんだ。俺達ゃ東京連合だぞ。ポリだろうが探偵だろうが、全員ぶち殺しちまえ」

「で、でも鏑木さん、殺しは流石に足が付いちまうんじゃ…」

言いかけたメンバーを。

「黙れ!」

鏑木は殴り倒す!

「ポリが怖くてビビってる奴は前に出ろ!ポリより先に、俺がぶち殺してやる!」

< 122 / 170 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop