いけない!?同居生活


「・・・そういえば、倖也さんもこのマンションに住んでるんですか?」

「んあ?いや?」

「そうですよね」



やっぱ、そうだよね。




「・・・なんで、倖也さんがここに住んでる、みたいなこと言ってたんだろう」



首をかしげながら、私は無意識にそう呟いていた。
その言葉に、目の色を変えたのは倖也さん。

私の腕を掴み上げた。



「おい、今なんてった!?」

「えっ?」

「誰が、そんな事言ってた」

「え?そんなことって・・・」




あれ?
あ、口に出しちゃってたんだ。

なんでそんな剣幕で。

そういえば、春さんにはこの間あったこと言うなって言われてたっけ。
だから?



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