クールな御曹司はウブな彼女を乱したい〜抱き尽くされる溺愛初夜〜
「杏、この前キスした後に俺が出した宿題覚えてる?」

『宿題』……?

あっ……、質問で返された……あれ?

「何で私にキスをするの……か?」

「そう」

永遠の目を見ながら確認すると、彼は首を縦に振った。

……そんなの私にわかるわけないじゃない。

わからないから混乱してるのだ。

「永遠が何考えてあんなことしたのかわからない!」

私は半ばキレ気味に答えた。

「まだ答えわからない?じゃあ、質問を変えようか?何故杏は俺のキスに応えるの?」

その質問には答えたくなかった。

出来ればそんなこと気づいて欲しくなかった。

「それは……」

私は言葉につまる。

永遠が好きだからに決まってる。
< 180 / 309 >

この作品をシェア

pagetop