◆Woman blues◆
◆◆◆◆◆◆◆◆
いつもの居酒屋『えん』で、麻美の綺麗な瞳が力強く光った。
「確かめるわよ!」
賑やかな店内の喧騒に、私たちの声も大きくなる。
「……また?!」
「またよ」
「……でも……」
「でも、なに!?」
「いやなんか、自分が嫌な女に思えてしかたない」
「はあ?!東郷秋人の時はビンゴだったじゃん。自己防衛のどこが悪いのよ。悪い男にダラダラと人生無駄にしないための策よ。
時間と体力と愛情の無駄を省く事のどこが悪いのよ!?」
「……だって……疑ってるって事なんだよ?なんか、恋人を疑うって、最悪じゃん」
ひどく落ち込んだあまり、居酒屋のテーブルにガツンと額を打ち付けて、私は力なくため息をついた。
麻美はそんな私を見て、
「そんなこと言ってたら、探偵社は廃業だね!
しっかりしなさい!彼、いつだって言ってたの?尾行するわよ、秋人の時と同じ要領でね」
「…………次の土曜日、6時」
「つけるわよ、分かったわね」
「はあ」
ああ、こんなの本当にいいのだろうか。
だけど、さっき麻美が言ったみたいに時間を無駄にはしたくない。
もう、分かんない。
いつもの居酒屋『えん』で、麻美の綺麗な瞳が力強く光った。
「確かめるわよ!」
賑やかな店内の喧騒に、私たちの声も大きくなる。
「……また?!」
「またよ」
「……でも……」
「でも、なに!?」
「いやなんか、自分が嫌な女に思えてしかたない」
「はあ?!東郷秋人の時はビンゴだったじゃん。自己防衛のどこが悪いのよ。悪い男にダラダラと人生無駄にしないための策よ。
時間と体力と愛情の無駄を省く事のどこが悪いのよ!?」
「……だって……疑ってるって事なんだよ?なんか、恋人を疑うって、最悪じゃん」
ひどく落ち込んだあまり、居酒屋のテーブルにガツンと額を打ち付けて、私は力なくため息をついた。
麻美はそんな私を見て、
「そんなこと言ってたら、探偵社は廃業だね!
しっかりしなさい!彼、いつだって言ってたの?尾行するわよ、秋人の時と同じ要領でね」
「…………次の土曜日、6時」
「つけるわよ、分かったわね」
「はあ」
ああ、こんなの本当にいいのだろうか。
だけど、さっき麻美が言ったみたいに時間を無駄にはしたくない。
もう、分かんない。