やっぱり俺のお気に入り
満たされた欲求が残すのは虚しい思いだけ。



快感だってその瞬間だけのもの。



残された時間はただの暇つぶし。



女はまだ頬を赤らめて俺の肩に顔を寄せて甘えているけど、



欲求が満たされ終わった俺にはそれを受け止める気はない。



「先、教室戻るわ。じゃあな」



「えっ、もう行っちゃうの??」



女の方を振り返ることなく、俺はその場から立ち去った。



余計な期待は持たせない・・・・・面倒だから。



こんな俺でいいのか・・・・・。



いつまでも、いつまでも・・・・・その繰り返し。



そんな自分に迷いなんかなかったのに、最近の俺はおかしい。



それは、あの女に・・・・・



平岡未来に言われた言葉が頭に焼き付いて消えねぇから。




< 56 / 296 >

この作品をシェア

pagetop