すべてが思い出になる前に
俺の住んでいる町は、閑静な住宅街の一角のアパート。
近くのスーパーで食材やお酒を買い溜めて、家に帰る途中だった。
「なぁ、久々中学寄ろうぜ!」
「それいいな。確か…テニスコート新しくなったらしいよ」
「あの人口芝生走りづらかったもんな」
「なんか行きたくなってきた」
スーパーのビニール片手に電車に乗り込み、駅を降りて徒歩10分。
幼馴染5人の母校、星林中学校(せいりんちゅうがっこう)
まだ創立50年の割と新しい学校である。
中学の正門に立ち止まった3人は、思い出に浸り始める。