すべてが思い出になる前に
晩御飯を済ませて、皿洗いをしていた友理奈はリビングで寛いでいる涼太に声を掛けた。
「お風呂、先に入ったら?明日も仕事早いでしょ⁇」
「そうだな…」
皿洗いを終えてひと段落ついた友理奈は、洗面所で立ち止まり涼太がシャワーを浴びる音が聞こえる中、ドア越しから声を掛けた。
「涼太、バスタオル借りてもいい?」
「いいよ、洗濯機の横の上から二段目の棚に入ってる」
「ありがとう」
涼太に言われた通りタオルを取り出していると、バスルームの扉がガチャっと開いた。
バスルームから出て来た涼太は、タオルを腰に巻いて出て来た。
目の前で見てしまった友理奈は、そそくさに立ち去ろうとした時だった。
友理奈の背後から抱きついた涼太は、友理奈の首元をペロッと舐めた。