すべてが思い出になる前に





「その前に宮﨑君、共同研究をしているアメリカの大学に2ヶ月間留学しないか?」



大手の製薬会社に就職するには、留学を経験していた方が有利だと聞いた事があった。涼太は迷う事なく返事をした。



「はい是非、お願いします」



この件もあり、教授室を出た涼太は廊下の白壁に寄りかかり、ポケットから携帯を取り出して友理奈にすぐさまメールを送った。



『研究でアメリカに2ヶ月間留学する事になった』



メールを送って数分後に、友理奈から電話がかかって来た。



「もしもし友理奈、今大丈夫なのか?」


「うん、ちょうどお昼休みだったから。アメリカにいつから行くの?」


「来月だよ」


「そうなんだ。来月ってもうすぐだね、頑張ってね‼︎」







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