すべてが思い出になる前に




そんなこんなであっという間に年が明け、2月になり受験シーズン真っ只中。



「受験票ちゃんとバックに入れたの?」


「入れた」


「筆記用具入れた?消しゴム2つ持って行きなさいよ。もし落としたら誰も貸してくれないわよ‼︎」


「昨日ちゃんと確認したから大丈夫だよ。じゃあ行ってくる」



宮﨑家の玄関前で母親と揉めに揉め、ようやく家を出た。



試験場で自分の席に座り、監督者の声がかかり問題用紙と回答用紙を開き問題を解き始めた。




数週間後、学校から帰った涼太は普段開けることのないポストを開けると、大学受験をした学校から大きな封筒が届いていた。





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