one more chance――美少年は女総長――
ようこそ青龍へ
あれから数時間が経った。
「ン……」
「彪牙さんッ」「彪牙」と全員が言った。
「あぁ、結構効いた」
「いてぇ」と言って頭を抑えた。
「お前ら、今日から篠原が「青龍の総長」だ」
俺以外のその場にいた全員が暗い顔をした。
「ただし、俺はまだ青龍を抜ける気はねぇ」
「それだと彪牙さんは下に!!」
「誰が下に行くと言った」
その言葉に幹部は驚いた。