one more chance――美少年は女総長――
俺は青霧に来る前「龍」っていうところの族にいて、一応女だけど男子バスケ部に入っていた。
女だからか、周りにはよく思わない連中はいて
結局そいつらと殴り合いの喧嘩になり、2週間の停学処分になって 終いにはこの学校に編入させられる填めになった。
「少しだけならいいよな?」と心の中で呟いて
転がっていたボールを持った。
手始めにバスケットにシュートを決める。
「よし!いける!」
俺は相手をイメージしながらドリブルをし、フェイクをいれ相手を抜きそのままシュートを決めた。
しばらくの間それを繰り返していた頃
ふと時計を見ると15分くらいのところで休み時間が終わる時間だった。
教室、戻るか
ボールを後ろに投げシュートを決め、そのまま体育館を出た。