one more chance――美少年は女総長――
海へ泊まり掛けの日。
青龍は幹部と下端で33人いる。
それと風香さんも海へと呼んだ。
冬悟が車を運転出来る為、みんなその車に荷物を預けた。
さすがにバイクの数が多い為、2ケツで行く事になった。
俺のバイクは目立つ為、俺は愁の後ろに乗り、港は類の後ろ、優太と優人の双子は一緒に、洸は風斗の後ろに乗った。
風香さんは彪牙に「俺の後ろに乗れ」と言われていた。
もしかしてこの2人・・・
なわけないか、俺をナンパしてたし。
「テメーら!サツに捕まるなよ!」
彪牙の合図にみんな一斉にバラバラに走る。
愁の後ろは・・・
いや・・・背中は兄貴達みたいに心地良かった。
途中、パトカーの音が聞こえたが、愁は落ち着いた態度で裏通りに入った。