LOGICAL PURENESS―秀才は初恋を理論する―


理仁《りひと》くんが顔を上げた。



「さーて、気合い入れよっか。姉貴も取り戻さなきゃだし、おれ自身、このまんまじゃ困るんだよね~。おれと海ちゃんのチカラ、もとに戻さないと」



煥くんが腕組みをして息をついた。



「正面からケンカしたんじゃ、数で押し切られるだろ。オレの出番が少ないことを祈る。オレはケンカしか能がない」



ぼくは服の上から玄獣珠に触れた。



「リアさんを解放する条件は、四獣珠との引き換えでしょう。その取引、素直に受けますか?」



やだね、と理仁くんが言った。



「そういう一件落着は、やだね。お坊ちゃんのわがままも黄帝珠の復活も、絶対に止めてやる」


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