LOGICAL PURENESS―秀才は初恋を理論する―
祥之助は両腕を広げて肩をすくめた。
「盾突いてくるとは思っていたよ。だから、ゲームを用意した。勝負して決めないか? ボクらが勝ったら、四獣珠をもらう。おまえたちが勝ったら、女を解放する」
祥之助がリアさんを見下ろした。
じっとりと、なめるような視線。
ぼくの体の奥が、カッと熱くなった。
【そんな目で彼女を見るな!】
指向性のある声だと、自分でわかった。
ぼくの思念が鋭い波動となって、祥之助に向かって飛ぶ。
パシン!
静電気による火花放電に打たれたかのように、祥之助が顔をしかめる。
「変な考えを起こしているのはおまえのほうだろう、阿里海牙。ボクをおまえと同列に扱うな」