LOGICAL PURENESS―秀才は初恋を理論する―


鈴蘭さんがつぶやいた。



「あの人、正気じゃありませんよね? これが正気の人間のやることだとは信じたくないです」



つぶやきは祥之助には聞こえていない。


祥之助はソファから立って、革靴を鳴らしてリアさんのほうへと歩み寄る。



「早速、話を始めようか。ボクらの要求は、四獣珠だ。おとなしく渡してくれれば、この女を返そう」



理仁くんが笑い捨てた。



「四獣珠を渡して、黄帝珠を復活させて? そんな状況でおれらだけ無事でも、姉貴はブチキレるね。

一日、じっくり考えた。そんで結論出した。お坊ちゃん、てめぇに四獣珠は渡せねーよ!」


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