LOGICAL PURENESS―秀才は初恋を理論する―
祥之助の右の手のひらが、黄帝珠と同じ色にぎらついた。
ニヤリとした祥之助は、その右手を、リアさんの胸に押し当てた。
【ふざけるなふざけるなふざけるなッ! その手を離せ!】
【こざかしい】
黄帝珠が唸って、ぼくの声を打ち払う。
祥之助の手のひらが、ずぶりとリアさんの胸へと沈み込む。
ピクリと、リアさんの体が小さく跳ねた。
「……あった」
祥之助は指先で何かをつまみながら、右手を引き上げた。
それは宝珠に似ている。
オーロラ色、とでも言おうか。
変化しながら揺らめく光が、独特のグラデーションを呈している。