LOGICAL PURENESS―秀才は初恋を理論する―
取りそびれた朝食と昼食のぶんを補う勢いで食事をしながら、同じテーブルに着いた理仁くんがぼくに言った。
「しかし、チカラの入れ替わり、ヤバかったよね~。その間ずっと黄帝珠の影響をこうむってて。そりゃ疲れて寝まくるって」
ぼくのごはん茶碗には、うぞうぞと動く数字の群れが重なっている。
けれど、そんなものも気にならないくらい空腹だった。
「リアさんたち、無理してないならいいんですけど」
「姉貴ってば、海ちゃんに愛されてるね~」
「リアさん『たち』と言いましたよ、ぼくは」
「料理が全然できない姉貴だけど、大目に見てやってよ」
「苦手なことくらい、誰にでもあるでしょう」
「お、そういうフォローするんだ? やっさしー」