その背中、抱きしめて 【上】
「高遠くんってクールで他人に興味なさそうなのに、結構積極的なんだねぇ」
さくらちゃんのニヤニヤが止まらない。
「でも、あのイケメンにそんなに積極的に迫られたら私もコロっといっちゃいそうだなぁ。いいなぁ、ゆずー」
「もー!だから、からかわないでってばー!」
恥ずかしくて両手で顔を覆う。
今日の朝のこと、さっきのこと、全部思い出して顔から火が出そう。
1日で色んなことがあり過ぎた。
『必ず返事下さい。期限は…明後日の夜まで』
ぎゃーーーーーーーっ!
やめてやめてやめて!
思い出すな、私ーーーーー!