その背中、抱きしめて 【上】



目を開けると、木の天井。

ここは…バンガロー?


何で?

私、さっき洗濯物を干してたはずなんだけど…。





あ、そういえば急に目が回って、目の前が真っ白になって…それから…

どうしたんだろう。。。




誰が運んできてくれたんだろう。

おでこの上には濡らしたタオル。

麻衣ちゃんが看病してくれたのかな。



とりあえず起きて体育館に戻らなくちゃ。





カチャ。



ドアが開いて入ってきたのは麻衣ちゃん。


「あ、ゆず先輩!お加減どうですか!?」

「ごめん、もう大丈夫」


麻衣ちゃんが走って私の横にくる。


「びっくりしました。やけに遅いから心配で外に出てみたら、物干し場で倒れてるんですもん」

「あー、やっぱりそうだったのかぁ。迷惑かけちゃってほんとにごめんね」


今日あまり食べてなかったから直射日光にやられちゃったのかな。。。



「翔くんがここまで運んできたんですよ」



「えっ!!??」



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