その背中、抱きしめて 【上】



「ねぇ、ほんとに家まで送ってくれなくても大丈夫だよ?」

返事がない。


しばらく沈黙しながら家の少し手前まで来た。


「あ、うちあそこ」

指をさす。


その時

「じゃあ、いってきまーす」


お姉ちゃんが家から出てきた。

「あ、柚香おかえり。…って、え?」



その瞬間

「おかーさーん!!柚香がーっっ!!」



転がるように家に戻った。





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