マシンガン LOVE ~この想い、あなたに届け!~
 だけど、本当に冗談じゃなく危険だ。
 春日井さんとは、いったいどんな人なのか……顔を見たかもしれないけれど記憶がない。
 でも、音羽が美人だというのだから、その通りなのだろう。

 音羽は私のこともかわいいと言ってくれたけど、特別これといって秀でた部分はないと思う。
 顔だってスタイルだって……
 どこを取っても“普通”―――― それが私だ。

「Mは新プロジェクトの戦略チームに選ばれたし、春日井さんとは今後も繋がりあるだろうね」
「え! なにそれ!」
「あれ? 聞いてない? うちの生活産業課で戦略チームが組まれたんだけど……」

 同じ企画部にいながら、どうしてそんな重要な事柄が耳に入ってこないのか。
 私の情報収集は音羽にかかっていると言っても過言ではない。

「なんかね……生活産業課の経常利益が前年と比べてパッとしないとかで。戦略チームを作って、大きな企画を立ち上げようとかなんとか……ま、そういうことらしいよ」
「全然わかんない」

 どういう経緯でそんな戦略チームが作られたのか、詳しくはわからない。
 音羽のザックリとした説明を聞く限り、おそらく業績上の理由だろう。

 その戦略チームの一員に、水無瀬くんが選ばれたようだ。
 それで今後も、その春日井さんという人と仕事上で繋がりができてしまう、と。

< 11 / 158 >

この作品をシェア

pagetop