マシンガン LOVE ~この想い、あなたに届け!~
……春日井さん。
その気になる名前をどうして出してしまうの。
しかもお酒が飲める飲めないって、どこで話したんだろう。
「じゃあ、女性の先輩方には、なにがいいか注文を聞いてくるよ」
鞄から小さなメモ帳を取り出して、水無瀬くんに笑ってみせる。
顔では笑っていても、心の中はモヤモヤと霧がかかってしまった。
春日井さんに飲み物のオーダーを尋ねると、やはりお酒はNGのようだった。
「ごめんね、木本さん。気をつかわせちゃって。 大変でしょう? 私もなにか手伝おうか?」
本当に参る。
もっとツンケンとした嫌な感じの人なら、堂々と恋の挑戦状を叩きつけられるのに。
(もちろん、心の中での話だけど)
春日井さんは本当にやさしい。
私の戦闘意欲を根こそぎ削ぎ落とすくらいに。
だけど、申し訳ないが水無瀬くんのことは譲れない。
これからはどんどんアピールしていくって決めたから。
あなたが彼の恋人でないのなら、遠慮なく行かせてもらいます。ごめんなさい!