マシンガン LOVE ~この想い、あなたに届け!~
 水無瀬くんに断られてもめげないぞと思っていた。
 だけど、あきらめなきゃいけないときが来るんだとしたら、それは水無瀬くんに彼女ができたときだと覚悟もしていた。

 やっぱりタイミングが遅かったのかな。
 一気に距離をつめることが無理ならば、もっと早くから動いておけばよかった。
 この一年半、ただ見ているだけだったのがダメだったのだろう。

 天国から地獄、というのはまさにこのことで。
 ここ最近はウキウキと背中に羽が生えて飛んでいきそうなくらいフワフワ気分だったのに。
 今は急転直下で地獄へ真っ逆さまだ。

 今から仕事なのに。どうしようか、この沈んだ気持ち。
 めげない私でもさすがに泣きそうになってくる。

 それでもなんとか集中して仕事はした。
 ミスしなかった自分を褒めたいくらいだ。定時まであと少し、がんばらなきゃ。

 「木本ーー!」

 企画部の部屋を出たところで、後ろから声をかけられてビクリと肩が跳ねた。
 振り向くとそこには、いつもと変わらないカッコいい水無瀬くんの姿があった。

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