マシンガン LOVE ~この想い、あなたに届け!~
 愛想笑いすらできない自分の不器用さに腹が立ってくる。

「資料室、行ってくるね」
「待て」

 手にしていたファイルをキュッと胸の前で抱きしめながら歩を進めようとすると、水無瀬くんに肩を掴まれて止められた。

「やっぱり、資料室は俺が行く」
「え?!」
「木本は具合が悪そうだし。もうすぐ定時だから、帰り支度でも始めてろよ」

 水無瀬くんはやさしい。
 元気がないのは具合が悪い証拠、というのは勘違いだとしても、私を気遣ってくれたことに変わりはないから。
 いつもなら飛び跳ねてよろこびたいところだ。

「本当に大丈夫。資料室から戻ったら今日はすぐ帰るから」
「や、でも……」
「水無瀬くん、ありがとう」

 目は合わせられなかったけれど、そっと頭を下げて足早に資料室へと向かった。

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