くるりんぱ=問題児!?


〜2時間目の休み時間〜

「亜衣先輩!お願いします!」


「嫌」


〜3時間目の休み時間〜

「亜衣先ぱ…アレ?」

「亜衣達なら移動で行っちゃったよ」

「そうですか、ありがとうございます!

亜衣先輩、巫美先輩、嶺央先輩ーーー!!待ってくださいー!!」


〜昼休み〜

「亜衣先輩!お願いします!!」


「嶺央」


「はぁ〜。
悪く思うなよ、絇瑠」


嶺央はため息をつくと、どこからともなく縄を取り出し、見事な手つきで絇瑠を縛る。


「おぉ〜、嶺央すご〜い!
女の子相手にそうい…」


「やってません。
誤解を生むのでやめてください」


嶺央は巫美に笑顔で微笑む。


「あっはは〜、嶺央こわい…。
ごめんなさい」


巫美は嶺央のガチトーンに顔をひくつかせながら、謝る。


それに満足したのか、嶺央は縛った絇瑠を担いで1年の教室に向かう。


「んんっんんんんん!!(離してください!)」


「もう少しで離してやるから待ってろ」


教室に着くと、嶺央は絇瑠を歩影に渡す。

< 166 / 168 >

この作品をシェア

pagetop