くるりんぱ=問題児!?
〜2時間目の休み時間〜
「亜衣先輩!お願いします!」
「嫌」
〜3時間目の休み時間〜
「亜衣先ぱ…アレ?」
「亜衣達なら移動で行っちゃったよ」
「そうですか、ありがとうございます!
亜衣先輩、巫美先輩、嶺央先輩ーーー!!待ってくださいー!!」
〜昼休み〜
「亜衣先輩!お願いします!!」
「嶺央」
「はぁ〜。
悪く思うなよ、絇瑠」
嶺央はため息をつくと、どこからともなく縄を取り出し、見事な手つきで絇瑠を縛る。
「おぉ〜、嶺央すご〜い!
女の子相手にそうい…」
「やってません。
誤解を生むのでやめてください」
嶺央は巫美に笑顔で微笑む。
「あっはは〜、嶺央こわい…。
ごめんなさい」
巫美は嶺央のガチトーンに顔をひくつかせながら、謝る。
それに満足したのか、嶺央は縛った絇瑠を担いで1年の教室に向かう。
「んんっんんんんん!!(離してください!)」
「もう少しで離してやるから待ってろ」
教室に着くと、嶺央は絇瑠を歩影に渡す。