社内恋愛発令中【完】
やっぱり誰からも好かれる人なんだ、と尊敬の気持ちが強くなる。



そんなあたしをキョトンとした顔で見る遥さん。



「なんでそんなこと聞くの?」



「え、あ、いや別に…」



「え、好きなの?」



なんの遠慮も無しに、直球で問いかけてくる遥さん。



飲んでた水が喉の奥に詰まる。



「げほっごほっ、ち、違うよやめてよ…」



「係長いい人だけど、私は部長の方が好きだなあ」



あたしのことを見ながら笑って、遥さんは思い出すように上を向いた。



「部長?」



「うん。優しくて、丁寧で、インテリ系イケメンでしょ?もろタイプ」
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