社内恋愛発令中【完】
「え〜?彼女なんかダサくない?」



グサァッ



反論しようとも、その人たちの声は聞いてない設定。



もし反論できる状況だったとして、今のあたしの姿は反論できる姿だろうか。



毎朝髪のセットをめんどくさがって1つに縛るだけ、化粧はファンデーションだけ、コンタクトの手入れをめんどくさがって眼鏡。



〝ダサい″と言われてしまうのも仕方がない。



涙をちょちょぎらせながら溜め息をついたあたしに、蓮也さんが手招き。



「こっち」



近くにいくと、あたしの肩に手を回した蓮也さんが服を見せてくる。



「これどう?」



「あ、え、えと、あの」



肩を抱くような格好に慣れないあたしは、口が回らずにアタフタ。
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