社内恋愛発令中【完】
どうやら上司らしいその人を見上げ、



(あれ…?)



どこかで見た顔だと首をかしげる。



「今日までに直します」



「申し訳ないです」



あたしの視線に気づき、その人がゆっくりとあたしを見る。



「あれ、君…」



一瞬の沈黙。



「思い出した…!!!」



先に声を上げたのはあたしの方だった。



大声を上げて立ち上がるあたしに集まる視線。



ハッとしてゆっくり座り直した。
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